« 死の淵を見て以来。 | トップページ | 活力。 »

2007/10/12

光と闇、未来。

雲間から差し込む光に目を細める
その光はなぜかいつもより眩しく
眩しさのあまり僕は目を閉じた
目を閉じたその瞬間
その光の中へと吸い込まれるような
そんな不思議な感覚を味わう

そして目を開けた次の瞬間に
僕は知らない場所にいた
目の前に広がるのは、緑
 
地平線が見える
地球の淵まで
ずっと緑は続いていた
その緑は今まで見たどんな緑色よりも深く
強く生きていた
 
緑の中に佇む白馬
僕の方を振り返り
大きな目で僕をじっと見ている
 
優しい目だった
大きくて力のある
それでもしかし暖かい眼差し
 
それに誘われるように白馬のもとへ歩み寄り
その美しい白いたてがみに手を伸ばす
 
それに触れたその瞬間
僕の目の前にはいつもの駅の光景があった
 
人混み
喧騒
慌しい世界
 
そこに電車が滑り込んできて
たくさんの人が降りてきて
そしてたくさんの人が新たに電車に飲み込まれ
去っていった
 
僕はといえば
柔らかなたてがみの感触の残った自分の右手を
じっと見つめているのだった
 
もう一度目を閉じてみた
聞き慣れたホームのアナウンスが頭の中に響く
 
現実から逃れたいのか?
どこに行きたいの?
なにをしたいの?
 
 
考えることをやめて生きていけたら
 
 
そんなくだらないことを思いながら
僕はまたやってきた電車に
惰性に後押しされながら乗り込んで
いつもの道を進む
 
 
僕に足りないのはなんだろう。
僕は何を持っているのだろう。

|

« 死の淵を見て以来。 | トップページ | 活力。 »

コメント

レスくれてたの気付かなかったー
ありがとう

ポテンシャル、あるのかなー
あると願いたい
しかし磨く努力をしなければ
それも露出しない、とな。

父性。
探してみます。

投稿: youki | 2007/10/18 23:57

あなたはポテンシャルが異様に高く、
ただ父性はまだないと感じます。(でも既にあったら怖いけど)

…となぜか真剣レス。
ばいちゃっ

投稿: はっと | 2007/10/12 12:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 死の淵を見て以来。 | トップページ | 活力。 »